理事長ご挨拶
この度、平成20年4月17日付で内閣府より「特定非営利活動法人 睡眠時無呼吸症候群ネットワーク」という名称でNPO法人の認証を頂きました。(略称:NPO法人SASネット)
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は最近注目されるようになった病気の一つです。
1993
年に米国にて睡眠学会の纏めた報告書が「Wake up
America(目覚めよ!アメリカ)」というスローガンのもとに米国議会に提出されたことが契機となり、SASの怖さが世界を震撼させました。これを契
機にSASに関する研究や啓発が活発に行われるようになりました。
このSASは、睡眠中に頻繁に呼吸が停止してしまう症状をいいます。SASにな
ると酸素濃度の不足した血液が体内を駆け巡るので、体内の色々なところで色々な障害を発生することになります。予兆として、睡眠時は大きないびきや中途覚
醒、覚醒時は抑うつや集中力低下、突然の睡魔などの症状があり、合併症として、肥満、高血圧、不整脈、多血症、虚血性心疾患、脳血管障害、糖尿病など、生
活習慣病(メタボリックシンドローム)の元凶にもなっていることが、最近の研究で漸く分ってきました。
しかし、SAS患者当人が病気であるという認識が不十分で、適正な治療を受けていないことにより、日常生活における各種障害や交通事故が多々発生しています。
当NPO法人では、適正な治療法を受査すれば治癒可能であることを知った患者が中心となって活動を推進しています。
従っ
て、医療機関や医薬品・医療器具製造業だけなく一般の企業・公共輸送機関、自動車運輸業等の当事者では、SAS患者の実態が正確に把握できていない状況に
ありますが、当NPO法人が、専門の医師や医療機関や医薬品業界等の協力を得て、フォーラムやセミナー等のイベントを開催し、SAS患者、及び、その予備
軍、或いは、近親者より直にヒヤリングしてSAS患者の実態を的確に把握すると共に、特別顧問であるSAS治療専門の医師による適切な診断・治療法の指導
や医療機関の紹介等も行って頂くことにしています。
また、ホームページでの事例紹介やQ&A、機関誌等の発行を行って情報提供して行くので、適切な治療措置の環境が整うようになるものと期待しています。
NPO
法人SASネットは、単なるSAS患者友の会ではなく、多くの市民、医療機関、製薬会社、運輸や交通機関、公的機関等とも連携して協働し啓発活動を推進で
きる社会的存在として認知して頂くために、協賛頂く各機関・企業からの浄財により当NPO活動を円滑に推進して行くことで、長寿で円満、且つ、安全な社会
環境が実現され、その成果が医療費の削減等の形で評価されるように、活動して行きたいと考えています。
NPO法人SASネットの活動にご賛同頂ける方々の積極的なご参加をお待ち申し上げます。
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