特定非営利活動法人 睡眠時無呼吸症候群ネットワーク(略称:NPO法人 SASネット)

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睡眠時無呼吸症候群に起因すると推定されている事故・事件


〔海外〕

 1993年にWake up America (目覚めよ!アメリカ)とのスローガンのもとに睡眠障害が
重大事故に繋がっていることを アメリカ議会で報告された睡眠学会が取り纏めた
報告書が大反響を持って世界中に伝えられた。その主な事故は次の通りである。

・1979年のスリーマイル島の原発事故(機械故障の見逃し)
・1983年のチェルノブイリ原発事故
・1986年のスペースシャトルチャレンジャー号の離陸時の爆発事故
・1989年のアラスカ沖のタンカー座礁(史上最悪のタンカー事故)

 この報告書を契機に、睡眠障害を解消する大キャンペーンが実施され、
研究と啓発が進められている。

 


〔国内〕

・ 2002年8月2日、乗用車を運転中の会社員(59歳)が、対向車線にはみ出し、対向車と
正面衝突、対向車の男女3人に重軽傷を負わせた。
(この事件では、運転者が睡眠時無呼吸症候群だと分かり、事故当時、予兆なく睡眠に
陥っており、前方注視義務を果たすことができない状態だったと過失を否定、無罪となった。)

・ 2002年8月3日、福山市の山陽本線で上り貨物列車の運転士が居眠り。
列車は上り坂で停車後、約500メートル逆走し停止した。約5分後に気が付き列車を
発車させた。(SASのため起訴猶予処分)

・ 2003年2月16日、広島駅を出発した貨物列車が8時25分頃に瀬野~八本松間の
山陽本線の急勾配で走行不能に。この区間は急勾配のため、列車の最後部にも機関車を
繋いでおり、その運転手がSASのため失神したのが原因。
前部の機関車の運転手が後部の機関車に来て運転手が寝ているのを発見。
揺り起こし、25分後に出発。

・ 2003年2月26日、山陽新幹線「ひかり126号」の運転士(33歳)が眠ったまま約8分間、
走行距離は26キロ運転し、岡山駅で緊急停車。
これを契機としてSASに関心が持たれるようになった。

・ 2005年7月9日夜、小野田市沖の周防灘で貨物船と液化ガス船が衝突した事故。
呉市の貨物船永田丸(497トン)が、停泊中だった尾道市の液化ガス船第2昭鶴丸
(1,557トン)に衝突。昭鶴丸から燃料の重油約37キロリットルが流出。
貨物船で当直勤務をしていた1等航海士が睡眠時無呼吸症候群だったための居眠りが
事故原因。
(当時、海運業界にはSASの疑いがある船員が検査を受ける環境がなかったため、
処分見送り。)

・ 2007年8月8日、午前2時過ぎ、静岡県島田市の東海道線島田-金谷間で貨物列車の
運転手が眠り、上り坂で停車後、その坂を下りながら、貨物列車は少しずつ速度を上げた。
500メートルほど走ったとき、眠っていた運転士が目覚め、急ブレーキをかけた。
後続の急行寝台列車銀河号まで220メートルの地点だった。



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