特定非営利活動法人 睡眠時無呼吸症候群ネットワーク(略称:NPO法人 SASネット)

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・・・睡眠時無呼吸症候群とは


睡 眠 時 無 呼 吸 症 候 群 と は

診断基準

 10秒以上の無呼吸が1時間に5回以上現れる、または一晩7時間の睡眠中に30回以上現れる場合を睡眠時無呼吸症候群(SAS、Sleep Apnea Syndrome)という。

症状

 呼吸が止まるため、深い睡眠が取れない。このため、昼間に自覚症状が出る。度々睡魔に襲われる、疲れがとれない、注意が散漫となる、頭の働きが悪い、どこででも寝られる、寝起きが悪い。
他覚症状としては、爆音のような大きくて不快ないびきと呼吸停止、血中の酸素濃度の低下。
生活習慣病の原因となり、悪化を来すことからも注目されている。

原因

 睡眠時無呼吸症候群には、2種類のタイプがある。
1. 中枢型睡眠時無呼吸症候群
 呼吸は呼吸中枢の命令により睡眠中も呼吸を続けている。睡眠時に何らかの原因により呼吸中枢の働きが低下し、無呼吸となる。頻度は少ないが、極まれに死に至る。
2. 閉塞型睡眠時無呼吸症候群
 舌根の沈下などによりノドが塞がり、いびきが発生し、無呼吸となるもの。頻度は高く、患者は200万人以上と言われている。最近の報道では、500万人~1,000万人とも言われている(2008年4月13日NHKスペシャル)。
 このうち、殆どが閉塞性睡眠時無呼吸症候群である。

閉塞型睡眠時無呼吸症候群の原因

 ① 睡眠時にノドの周りの筋肉の収縮度が低下するため、
      舌の根元(舌根)が喉に落ち込み、気道を塞ぐ。
 ② 肥満(喉にも脂肪が溜まり、喉が狭くなっている)。
 ③ 顎が極端に狭い(舌根が落ち込む場所が狭い)。
 ④ 首が短い、二重あご(舌根が落ち込む場所が狭い)。
 ⑤ もともと喉が狭い。
 ⑥ 口蓋垂(ノドチンコ)が長い。
 ⑦ 舌が厚く、口が狭い。
 ⑧ 鼻が曲がっている。鼻の穴が小さい。(鼻が詰まり易く、口呼吸になる)
 ⑨ 副鼻腔炎(蓄膿症)で鼻が詰まっている(口呼吸になる)。
 ⑩ 鼻アレルギーや鼻中隔彎曲症で鼻が詰まり易い(口呼吸になる)。
 ⑪ 口を開けて寝る(口呼吸をしている)。
 ⑫ いつも仰向けで寝ている。
 ⑬ 両腕を頭の上に延ばし、万歳の姿勢で寝る(上気道が狭くなる)。
 ⑭ 深酒をする。

診断方法

 いびきが大きくて、突然いびきが静まり、その時は呼吸が停止しており、呼吸再開時には大きないびきをかく。呼吸が止まっているかどうかは、隣に寝ている人が判断する。
 このような症状があり、自己診断テスト(自分で出来るSASの簡易診断法)で12点以上の場合は、専門機関を受診する。
 受診すると、問診のあと、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合、入院による検査を予約する。
入院検査は、終夜睡眠検査である。
 内容は、
  呼吸の状態:無呼吸の回数、無呼吸の長さ
  脳波の状態 :無呼吸による覚醒回数、睡眠の深度
  血中の酸素飽和度:酸素飽和度がどのぐらい下がっているか調べる
  その他 、筋電図、心電図、眼電図などである。
  診断の結果により、治療法を決定する。
 

治療法としてCPAPを選択する場合

 入院してCPAPにより送る空気圧の調整をする。適切な空気圧は、人により異なる。
その調整には、終夜にわたる観察と熟練を要するので、適切な医療施設を選ぶことが望ましい。
 平成10年4月より保険適用となった。 3割負担の場合、約5000円の一部負担金で、CPAP装置や付属品のレンタルができる。保険でCPAPを使用するためには毎月1回の医師による診察・指導のための外来受診が必要。


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