睡眠時無呼吸症候群は、熟睡を妨げ、睡眠時の酸素不足を招き、無理な呼吸維持の努力はストレスとなる。これらは連鎖的に障害を起こし、多くの疾患の原因となっている。
1. 高血圧症 睡眠時無呼吸症候群の患者の50%が高血圧症。 高血圧症の患者の50%が睡眠時無呼吸症候群。 睡眠時無呼吸症候群の治療により約半数の患者が血圧正常化。 未治療の睡眠時無呼吸症候群患者は、降圧薬の効果が出にくい。
2. 狭心症、心筋梗塞 習慣性のいびきは、狭心症で2倍、心筋梗塞で5倍の発症率。 重症のいびきである睡眠時無呼吸症候群ではもっと深刻(発症確率23.3倍)。 早朝時の無呼吸は、発作の引き金となる(血圧上昇、血液凝固能の上昇)。
3. 脳卒中 いびきをかく人に脳卒中が多い。睡眠時無呼吸症候群では、10.8倍。 早朝の呼吸の乱れは循環の乱れを引き起こし、発作を誘発する。
4. 糖尿病 血糖値の高い睡眠時無呼吸症候群患者に無呼吸の治療をすると、 平均3ヶ月で半数の人が血糖正常化。 睡眠時無呼吸症候群患者は、インスリン抵抗性(インスリンが効きにくい)が高い。
5. 発育阻害(小児) 眠りが浅いと成長ホルモンの分泌が著しく悪くなる。身長、臓器の発育が悪くなる。
6. 脂肪の燃焼に悪影響 成長ホルモンは、脂肪を燃焼させる。いびきをかく人は、ダイエット効果が出にくい。
7. 逆流性食道炎 胃液が食道に逆流しやすい。原因不明。
8. いびきは炎症を悪化させるとの報告が最近出された。
9. 非アルコール性脂肪肝(脂肪の沈着と繊維化が特徴) 発生率は、肥満者で1%、睡眠時無呼吸症候群を伴うと7%。低酸素状態が原因。
10. 認識能力の低下 頻繁な低酸素状況が続くと、認識度が低下する。いびきをかく人は、ポカが多い。
11. 痴呆 アルツハイマー性も血管性も、健常人に較べ習慣的にいびきをかく(2倍)。原因不明。
12. その他 無呼吸の治療によりインポテンツの解消例、コレステロール低下例がある。原因不明。
13. 突然死 呼吸停止による直接の突然死は多くない。 しかし、いびきを伴う心臓血管系の患者では、かかない人に較べ突然死が多い。